アナリティクス

2017年6月28日水曜日

石拾いの新天地、福井県塩浜の海岸 |思い出その二十|

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石の人

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Toumo

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石拾いの旅|福井県塩浜の海岸





2016年6月5日。

今日は待ちに待った、TADAとの石拾い。

先日、菖蒲沢海岸で打ちのめされて、石日記にピリオドを打とうと思ったその矢先、TADAより送られてきた一通のLINEメッセージ。

TADA「良い海岸発見」

石拾い 海 福井県塩浜の海岸

新石スポット発見だ。
場所はもちろん福井県。もはや第二の故郷になりつつある。

それにしても、ここ最近(2017年6月28日現在)インスタグラムやツイッターで石の人が増えてきているような気がするのだが、、。気のせいだろうか。世間全体が石の魅力に気づきだしているのだろうか。そして、少しは、ほんの少しはこの石日記も石の魅力を伝える手助けになっているのだろうか。

つい最近、音楽イベントに遊びに行った際、出会った美容師に石の人アカウントを教えたら、石拾う人結構いるよねと言われた。まじか。それはまじなのか。

全く以て信じ難い。少なくとも、うちの事務所で僕の石に感化された人はいない。デザイン事務所あるまじき実態。君たちクリエイティブな人間の集まりじゃないのかね。なのになんだその石に対するやれやれ感、石拾いの話をした時のそのため息まじりの相づちは!

まあよい。分かるやつだけ拾えばいいんだ。デザイナーEも最近拾ってない。さすがに御前崎だけでは飽きてきたのか。
確実にうちの事務所は石拾い氷河期を迎えている。いや、むしろ一度もブームなんて来ていないのかもしれない。勝手に拾って、勝手に騒いでいただけなのかもしれない。悲しい事実。

と、現状の報告はこれくらいにしておいて、石拾いに戻るとしよう。

福井に着くと、いつものように車で迎えにきてくれるTADA。ありがてえ。ありがてえやTADA。
さらに今日は新しい石スポット情報をひっさげて、やってきたTADA。

先日、石の悪地元民マシューの石に対する冒涜や、目を疑う無関心さに、僕はやりきれない思いでいっぱいだった。
その反動で、今日は早くもテンションがMAX寸前。
TADAさん、では、行きましょうか!新天地!LINEで送られてきた、あの素晴らしい石の拾える、僕のまだ見ぬ石トピアへ!!

TADA「今日はそこいかないよ。」

え?
何何?ちょっと聞こえないよ。

TADA「今日はその海岸いかないよ。」

え?何言っているのかちょっとわからない。

TADA「今日はその海岸いかないよ。」

え?なんで?
なんでえええええええええええ。

ゴソゴソ、、。おもむろに渡辺先生の石図鑑を取り出すTADA。
TADA「今日は俺が行ったことのない、さらに新しい場所を目指すよ。」

ちょっとまって!
TADAにとってはそうかもしれないけど、僕にとってはまだあの新天地に行っていないから、そこが新しい場所なんです〜〜。
まだ見ぬ石トピアなんです~~~~。
今日は行かないってそれ本気でいってますか?
行きたい、行きたい、新しい聖地行きたいです~~~~~~!!

TADA「今日はさらに新しい場所を目指すよ。LINEのは、また次回だな。」

うおおおおおおおお!
というか集合場所がいつもの福井駅じゃなくて、敦賀インターだった気がする。その時点で気づくべきだった。今日はどこに行くつもりだあああああああああああ!TADA!

その名も、おおい町。塩浜の海岸。
近くに原発があることで、有名だ。

な、、、ぜ、、、なぜだあ
なぜだTADAAAAAAAAAAAA!

一旦落ち着ついて石図鑑を見る。ふむふむ、なんだって、2億年前の地層、そして石たちは、今まで見たことの無い表情。質感。写真で見る限りは。

ぬうう。悪くない。悪くないじゃないか。
し、しかし!約束だぞ、次回は新聖地石トピアに必ず連れて行ってくれるんだろうな!!

TADA「はいはい。」

うおおおおお、言ったぞ、聞いたぞ。約束したぞ!

てなわけで、車は新聖地とは全く逆の方向、西の方向に走り出すのである。



ブーンブーンブーン!



着いた。
着いたのだが、、。それらしい海岸が無い。あるのは海水浴のために人工的に整備された砂浜。むむむ。
場所が違うのか?
しかしカーナビによると、完全にこの場所を指しているではないか。
どういうことだ!

まさか!

そう、渡辺先生の石ころ図鑑は、今から10年ほど前に作られたものだ。
推測するに、それから日本各地の海岸で整備や護岸が進み、石スポットは日々失われている。海水浴場、リゾート施設、工場、、、。

うおおおおおおおお!!!
石はどこでも拾えるものではなくなってしまったのか!!!

いや、川にはゴロゴロ落ちている。山にも、駐車場にも。
海で石を拾っているなんて、他の人々にとってはどうでも良いこと。知ったこっちゃない。

津波や台風等から町を守るため、観光地化して町を活性化させるため、仕方の無いことだ。当たり前だ。
無価値な石のために、ありのままの海岸にしておくことは出来ないのだ。

いくら美しくても、所詮は役に立たん石、、。

しかし本当に、塩浜の石はすべて失われてしまったのだろうか、、。

あきらめずに、図鑑と周辺の風景を照らし合わせてみながら、車を走らせる。
するとなにやら謎の観光施設に突入し、石はおろか砂浜も消え失せて、全て施設の足場となってしまった。

ぐ、、。これも町の活性化のためなんだ、、。でも、、。ぐぐ、、。

車から降りて、施設の中をずんずん歩く。まだどこかに残された海岸は無いだろうか。
しばらくすると施設の端っこに行き着き、目の前には柵が。その先には、、。

海岸だ!!自然の海岸だ!!
残りわずかだが整備される前の、ありのままの海岸があった。

石、石、、石は、、目を凝らす!とても凝らす、、! 凝らす!!!!!!

あった!あたたたたた! 石があった!
TADAさん石があったぞお!


すでに柵を越えているTADA。
うおおお!待てい!!

突然始まる石拾い!!
うおおおおおおおお!!!!


コロコロコロー。



海で拾った石|福井県塩浜の海岸

石拾い 海 福井県塩浜の海岸

そして、
拾った石はこんな感じ。

石拾い 海 福井県塩浜の海岸

寄りのカット。
むむむ、、。
今までに拾ったことの無い石達、、。渡辺先生の図鑑で見た通りだ。
全体的に暗い印象。
触り心地は、さらさら。すべすべでもざらざらでもつるつるでもない。これもまた、ちょっと今までに無い感じだ。

一見密度が高いので重いのかと思いきや、不思議なことに意外と軽い。成分が関係しているのだろうか。石の成分などには全く触れるつもりがなかったのだが、だんだんそちらの興味も湧いてくる。
真ん中あたりの少しキラっとした石が魅力的。写真ではあまり伝わらないのだが、キラキラ反射する何かが散らばっており、なかなか美しい。(これが何か知りたいが、未だにさっぱり分からない。)
今回は結構良い石が拾えた気がする。

まだ時間はある。引き続き、次の新しい石拾いスポットへ。
今日は僕が日帰りなので、分刻みで石拾いが遂行されて行くのであった。

次回思い出その二十一は、TADAと行く石拾いの新天地。





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